呪術廻戦がおもしろい!一気に読んだので感想【ネタバレ注意】

呪術廻戦は呪術師と呪霊の戦いを描いたダークファンタジー。

ジャンプ得意のバトルアクションもの、少年マンガのツボをしっかりついてきてるので、ハマる人にはばっちりハマります。

個人的にはバトルシーンがおもしろくて、あっという間に全巻読み終えてしまいました。(この記事を書いてる時点では1~10巻)

それでは、読んだ感想を述べていきたいと思います。

物語序盤のネタバレも含みますので、大丈夫な方だけ読み進めてください。

呪術廻戦の序盤のストーリー

始まりはオカルト研究会の部室から

主人公、虎杖悠二(いたどりゆうじ)は人並外れた身体能力の持ち主だが、それ以外は至って普通の高校生。

といっても砲丸を野球投げで30メートル飛ばせたり、超人の域に入っていますが。それを除けば今まで霊体験もしたことのないただの一般人です。

そんな虎杖が所属しているのがオカルト研究会。理由は早く帰れるので祖父の見舞いに行けるから。

このエピソードから分かるように虎杖はめっちゃいい奴。分かりやすい少年マンガの主人公です。

ある日、学校に置かれていたあるモノをオカルト研究会が発見し、夜の学校でその封印を解こうとした所から物語は動き出します。

王道が最高!

出典元:呪術廻戦 芥見下々/集英社

とまあ、話の始まり方は少年マンガの王道そのもの。いわゆる主人公巻き込まれ系。最近で言ったら鬼滅の刃なんかもそうですね。

ジャンプ読者でこの流れが嫌いな人はまずいません。私もこの展開大好きです!

学校に巣食う呪霊を倒すため、封印されていた呪物・両面宿儺の指を喰らい、呪霊と戦う力を得た虎杖悠二。

絶体絶命の危機を凌ぐことはできたが、虎杖の体内で呪いの王・両面宿儺が復活。秘匿死刑が決定してしまいます。

与えられた選択肢は二つ。今すぐ死ぬか、全ての宿儺を取り込んでから死ぬか

そして虎杖は、呪術を学ぶために東京都立呪術高等専門学校(以下、呪術高専)に編入します。

序盤の流れはこんな感じ。なんだかワクワクするような展開じゃないですか?

なんか見たことあるな、ありきたりだなと思ったあなた。大丈夫、ここから独自の展開でちゃんとおもしろくなってきますから!

ちなみに、学園物のストーリーが始まるかと思いきや、そんな描写はほぼありません。呪いが発生した地域に派遣されて呪霊と戦うので、ほとんど学校にいませんし。

まあ呪術の専門学校を謳っているくらいだし、実戦が一番の授業なのかもしれませんね。

担任もあちこち飛び回ってますし(後述)

呪いの王 両面宿儺

出典元:呪術廻戦 芥見下々/集英社

両面宿儺(りょうめんすくな)とは日本書紀にも記述がある、前後に2つの顔を持ち腕と脚が4本持っている鬼神。

最近ではPS4のゲーム仁王2なんかにも出てきていますし、飛騨のほうでは宿儺かぼちゃという野菜もあるみたいです。

この作品では1000年前に実在し、呪術全盛の時代に術師が総力を上げても倒せなかったという最強の呪いの王とされています。

かろうじて封印することには成功したものの、20本の指が特級呪物として現代まで残っています。

なぜ指だけ残っているのか?胴体などは今後出てくるのか?宿儺の謎も見逃せません。

そして、虎杖はこれを喰うのを条件に生かされています。

その食べ方はというと丸呑み。

出典元:呪術廻戦 芥見下々/集英社

味はまずいらしい。いや、1000年前の指だし問題はそこじゃないような。他のキャラにも不衛生だとか指摘されてるし。

この指は他の呪霊にとっても重要なアイテム。取り込んで強くなろうとしたり、虎杖に喰わせて宿儺を復活させようと企んでたり。

虎杖と宿儺の指を中心に、呪術師、呪霊の思惑が絡み合って話が進んでいくのも呪術廻戦のおもしろいところです。

呪術廻戦のバトル

テンポがよく引き込まれる戦闘シーン

少年マンガのバトルものといえば、やはりバトルの描写がおもしろくなければ話になりません。

呪術廻戦はおもしろいのかと聞かれたら?

答えはYES!おもしろいです。

呪術廻戦のバトルは技と技の応酬。敵味方ともに固有の術式で相手を翻弄し攻撃します。

攻撃方法も式神やわら人形などの、いかにもな能力から徒手空拳までさまざま。

技ごとに設定が盛り込まれているので、読み進めているだけでは分かりません。このあたりはコミックで補完してくれています。

ちなみに主人公の虎杖は脳筋なので素手で戦うのですが、呪霊相手にバカスカ殴っているのも見てて爽快です。

かっこよさげな技名

少年マンガの技のネーミングセンスって大事です。

なぜかというと、後世まで語り継がれるから。

北斗百裂拳、九頭龍閃、天鎖斬月・・・

これを聞いて何のマンガかすぐ頭に浮かびますよね!

他にも、かめはめ波は口ずさみやすいし、ナイフは食器名なんだけど、あれは世界観とあっているのでOK。

とりあえず呪術廻戦の技名をざっと並べてみました。

逕庭拳 けいていけん

無量空処 むりょうくうしょ

自閉円頓裹 じへいえんどんか

瓦落瓦落 がらがら

不義遊戯 ぶぎうぎ

黒閃 こくせん

難しい漢字表記ってなんとなくカッコよく感じちゃいますよね。これぞ厨二病。この辺りBLEACHに通ずるところもあるのかな、と思います。

呪術廻戦では能力で相手の裏をかいたり、より強い能力で上書きしたりと、独自の戦闘ルールでバトルが進んでいきます。

派手さはないけど見せ方が上手。

そして、キャラによっては必殺技ともいえる能力を持っています。

その名も領域展開。

発動すると見開きで描かれてかなりド派手、発動したら相手に必ず当たるというチート効果付きです。(身を守る方法なども書かれています。)

読んでるこっちも何か凄いことが始まるな、とワクワク感が増してきます。このメリハリが効いているのもいいですね。

最強キャラ 五条悟

出典元:呪術廻戦 芥見下々/集英社

最近のマンガではだいたい1人はいる、主人公より遥かに強い味方キャラ。NARUTOでいうカカシ先生のポジション。それが五条悟(ごじょうさとる)です。

スッポリと目隠しをしていて、話すとノリの軽いお兄さん。この時点で只者じゃない雰囲気が出ています。

いざ戦いが始まるとめっちゃ強い。

目隠しを外すとスイッチが入ったようにキャラが変わり、圧倒的な力の差でねじ伏せていきます。

正直、戦闘シーンは主人公よりも派手です。

使う能力もよくわからんけどなんか強い。うまく説明がつかないけど強い奴。そういう認識で大丈夫です。

こういうキャラがいると作品のパワーバランスが崩れそうなものですが、相手も五条に勝てないのが分かっているので五条をどうにかしようと画策しつつ行動を起こしています。

敵側が配慮するって構図もまたおもしろいところ。

呪術廻戦 まとめ

呪術廻戦を読むと喜久福が食べたくなる

いきなり喜久福とはなんぞや?とお思いでしょうが、これもマンガに出てきます。

登場は第2話。五条が持ってくるのですが、なんと戦闘中。登場も衝撃的でしたが、その後、作者が詳しく紹介してくれたのもあってめちゃめちゃ気になってしまいました。

ちなみに喜久福は仙台の銘菓。こし餡と生クリームを柔らかいお餅で包んでいる、上品な甘さのひんやりスイーツです。抹茶、ずんだ、お餅など材料にもこだわっていて、リピーターも続出しています。

ガンダムカフェとのコラボ、ザク福というのもあるそうです。そちらはガンダムカフェ限定。興味がある方は立ち寄った際は一度ご覧になってください。

祝・アニメ化

2020年10月からアニメ化されます。どのあたりまで放送されるのか分かりませんが、あのバトルが動くのを見れるのは今からとても楽しみです。

TVアニメ【呪術廻戦】の公式サイトを見にいく

りょーさかブログ

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