皆さん知ってのとおり、炭治郎は我慢強い子です。
「俺は長男だから我慢できたけど次男だったら我慢できなかった」というフレーズも有名ですよね。
その性格が形成されている理由の1つに、家業である炭焼きも当てはまるのではないでしょうか。
炭焼きは木伐り3年、窯作り10年、炭焼き一生というくらい、奥が深い仕事です。
そして物語開始時にはお父さんが亡くなっているので、炭治郎が炭焼きの仕事を引き継いでいると思われます。
その当時炭治郎は13歳なので、既にこの年で炭焼き仕事を1人でこなせていることになります。
もしかすると4、5歳くらいからお手伝いをしていたのかもしれませんね。
そこで今回は竈門家の家業、炭焼きについて調べてみました。
炭の種類

炭は大きく2種類。木炭と竹炭、そして木炭は黒炭と白炭に分けられます。
黒炭 一般的な炭。火付きがいい。
白炭 備長炭などで知られる高級な炭。火持ちがいい。
竹炭 燃料よりは脱臭などの生活補助に利用される。
黒炭と白炭では製法や原材料、窯の形が異なります。
竹雄に木を切ってくれとお願いしているので、竈門家では木炭を作っていると思われます。
ここでは黒炭を作っていると仮定して話を進めていきます。
材料

クヌギ、カシ、ナラなどの硬い木が適しています。
伐採は成長が止まっている11月~3月ごろがいい時期となります。
第1話では雪が見られたので、木を切るのに適した季節だったんですね。
黒炭の作業工程

原木の伐り出し
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窯に原材料を詰める
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口焚き
窯の口で火を焚いて、材料を乾燥させます。
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着火
炭化させるため、徐々に着火していきます。
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精煉
炭化した後、窯口を開けて空気を送る。
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消化
火が消えて窯の温度が下がるのを待ちます。
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窯出し
窯口から取り出す。
原木の伐り出しから窯出しまで、大まかに10~15日ほどかかります。
※作っている地域によって作業日数は変わります。
炭焼きは難しい
季節や木の状態など毎回条件が違うので、同じように焼いても同じ出来にはなりません。
特に精煉は長年の経験と勘が頼りの難しい作業です。
そして窯の温度は200度以上、煙の温度は80度近くになります。
とても地道で大変な作業です。
これを幼少期からこなしていた炭治郎が、我慢強い性格になったのは当然といえるかもしれません。
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